観光関連
観光地の魅力を伝える活動を通して、
地域が目指すべき「将来のあるべき姿」をつくっています。
現地の人々には観光資源としての価値を見出されないような「あたりまえの生活の一部」も、
観光客の視点で見ると大きな魅力をもつ資源になりえます。
私たちは、地域が目指すべき未来をつくり出すことを使命と考え、現在の観光資源を活かし、
観光客にとって価値あるものとして伝えていく活動をおこなっています。
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対象となるお客様
target customers
自治体や観光協会様など、以下の項目に当てはまる、
観光振興を推進しておられる方におすすめします。
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市場環境
market environment
個々の観光客の主体性を尊重して、学びや癒しや遊びなど、それぞれの楽しみ方を可能にする
新しい観光スタイルの開発が求められているといわれています。
また、地域資源を活かした、現地でしか体験できない魅力的な遊び・体験としての
アクティビティが注目されているようです。
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事例紹介
Case study
夜の温泉街だけでなく、昼の飲食店も楽しめる街へ
施策前の状況
全国的に有名な「黒川温泉」を有する熊本県阿蘇郡・南小国町には、計110件の旅館・飲食店・お土産店が存在します。
各地域の個店様の情報整理を行なった結果、夜の温泉街は賑わうものの、昼の飲食店には人がまばらなことがわかりました。
観光客のニーズに対応した環境を今以上に整備し、観光地としての価値を積極的に伝えていく必要性が見えてきました。
状況分析
昼の飲食店に観光客がまばら
観光客のニーズに対応した環境が整っていない
着地型観光地化の必要性
観光客に「お昼の飲食店」を楽しんで頂ける状態を
充分に作れていませんでした。
問題を解決するためにおこなった施策内容
施策2:飲食店様・お土産店様向け 南小国総合案内
旅館の宿泊客に南小国の街でお昼を過ごしていただき、長時間滞在して頂くために、各旅館に設置したパンフレットです。お昼に回れる飲食店・お土産店・観光地をエリア別に掲載します。
同時に、蕎麦街道や押戸石、清流の森など巡れるスポットを掲載し、旅館のチェックアウト後も南小国で楽しく過ごしていただくための提案になっています。
施策3:旅館様向け 南小国温泉案内
全国的に有名な黒川温泉だけにとどまらず、南小国町全体の隠れた名湯・秘湯など、様々な温泉施設をはじめ、旅館・キャンプ場など宿泊施設をエリア別に掲載します。
同時に、南小国の魅力である滝や、数種類ある温泉について掲載し、温泉めぐりの場所選定のために使うツールとして活用していただく目的があります。
施策後の結果
観光客の滞在時間を延ばす活動に伴って、
各飲食店の営業時間ならびにサービス提供の変化につながっています。
また、有名な温泉地にとどまらず、
町全体の湯巡り案内につながったことで、
観光客にあまり知られていない秘湯が知られることになり、
観光客のニーズ視点でのスポットを開発する手立てになっています。
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