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インタビューinterview

「復興南小国町」を胸に、九州・国外に視野を拡げて流れを先読みした取り組みを実現していきたい。

南小国町観光協会 会長

荒井 邦生

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黒川温泉、夫婦滝、瀬ノ本高原など多数の観光名所を擁する南小国。震災直後は地域の橋渡し役として観光地の第一線で各方面を奔走されました。その実体験をお持ちの方ならではの、地域の実情を踏まえた、かつ大胆な発想でお話をしてくださいました。

株式会社アイキャッチ(以下ア)
荒井様(以下荒)

地域一丸となって地域の魅力にシフトした企画を展開していく

震災の時は、南小国地域も被害が大きかったと思います。改めて震災直後の活動と今後の展望についてお聞かせ願えますか。
震災直後は、協会としてPR用・迂回路の看板を設置し、現地情報のfacebookを通じた発信、とにかく旅行者に安全な旅行を楽しんでもらえるように注力しました。協会員さんについては、南小国地域全店の会員店舗を回り、被害の状態確認、要望の取りまとめを行いました。行政との連携については補助金についても県と協議し、早く復興につなげられるよう申請をしました。他にも、実際にお客様を南小国へ呼び込むような企画として街に要請を行い、プレミアム商品券の実施も行いました。今後は安全性だけでなく、地域の魅力にシフトした企画を展開していくことで、震災前より国内外を問わず、多くのお客様に南小国に関心を持っていただき、訪れて頂ける、地域一丸となった取り組みをしていきます。
震災で外国人観光客についても影響があったと思うのですが。
現状として旅行ツアーの企画などは減少しているのが事実です。一方で、個人の予約などはインターネットなどを通じて継続的にあります。これからは旅行会社の企画を待つだけでなく、自分たちから新しいツアーなどの企画の発信も、もっと積極的に行っていきたいですね。同時に震災による熊本空港に就航するLCCなどの格安航空会社が運休した影響も見過ごせません。ただし、ここで視野を拡げてみると、同じ九州でも福岡空港などは利用者数が良好なのです。よって空港を基幹とした、周遊型観光ルートの環境づくりを進めていき、南小国地域に外国人旅行者をより多く呼び込む流れを作っていきたいと考えております。

これからは、日本人だけでなく、外国人の従業員も選択肢に入ってくると思います

環境づくりの中で目標とされている観光地やこれから行っていきたい活動などについてお聞かせください。
お手本になる観光地はたくさんありますが、「復興」の意味も含めると、南小国としてはこれまでにない度肝を抜くような絶対にあり得ない企画をやっていきたいと考えております。今までの南小国のイメージを大きく変えて、もっと若者に来てもらえるような企画をやっていきたいですね。例えば「男前」という企画があるのですが、旅行予約サイトの利用者は意外と、男性の利用が多いという事がわかったんです。かねてより温泉地では“女性に人気”ということは多く言われておりますが、逆に“男性が格好良くなって帰る温泉地”の企画もニーズがあるかもしれないと考えております。こうしたユニークな事を考えて震災後の南小国を盛り上げていきたいですね。
最後に今後南小国町の観光を作っていく上で、現状の克服すべき課題は何でしょうか?
目下大きな課題は人手・人材不足ですね。これらを解消するためにこれからは、日本人だけでなく、外国人従業員も選択肢に入ってくると思います。その事に対して、国内旅行者が減少している実態から外国人旅行者をターゲットにしたように、日本人の従業員が集まらなければ外国人の従業員でも視野に入ってくると考えています。そういう多角的な感覚を持った考えで、その時代の流れを先読みした行動が必要になってきます。全国でも有名になった観光地だからこそ、今後は世界でも有名な温泉観光地をつくりあげていこうと考えています。
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